【DTM講座】シンセを使って簡単なドラムを作ってみよう!【キック編】

わんしんせこんぴ!の開催を決めたわけなんですが、イマイチ人が集まらなくて困っています。
ドラムも自分で作るの?というツイートを見つけまして、そういえばシンセ初心者の頃ってキック作れなくて泣いてたっけ…と。(泣いてません。)
というわけで、簡単な作り方を書いていきます!特にカッコイイものになる予定はないので、「マジで作り方わかんねーよ」って人向けです。
これで「わんしんせこんぴ!」の参加者が増えることを祈って…

あ、ちなみに参加者には参加曲のステムが配られるんで、それ目的の参加もアリかなーなんてね。

キックってどんな楽器?

シンセのキックは「バスドラム」という楽器が元になってます。
元の楽器を知ることがキックを作る近道になると思いませんか?



↑これがバスドラム。(DeeMaxでおっきくしてます。)

そしてその波形がこちら

低音楽器ってイメージですが高音まで出ています。


キックをカッコ良くしようと低音をいじったところで重要なのは別のところにあるので全然良くならないって現象が起きるんですよね。
初心者だとやりがちって思ってるんですが自分だけだろうか…?

きれいなsin波でキックを作る


シンセでキックってどう作ると思いますか?ノイズとかボカロとかクラップで作ろうとする変態もいますが大体はsin波を使います。
私はこれを知る前ノイズで作ろうとしました。ハイハットが出来ました。

今回はNI製のMassiveというシンセを使います。おそらくこの界隈では一番知名度が高いと思いますので。
←コイツ。

さて、まずは波形などを見ましょう。完成系を想像出来ているほうが作りやすいと思いますので。



かっこ良くもなんともないただのキックですが、一番基本になる形です。
ここからEQとか使えばなんとかなると思います。多分。


作りたいのはsin波が高い音から低い音まで駆け下りる感じの音です。



作り方を見ていきましょう。

 
MIDIを打ち込みます。(四つ打ち推奨)
とりあえずC3あたりでいいと思います。



① Sin - Squを選択 
② ノブを左に回す
③ 4Envというタブを開く
④ 下の4つのノブをいじって画面に近い形にする。(後で調整するので大雑把でOK)
 


sin波を駆け下りる形にしたいので
まずは高音のsin波が出るように調節します。

↑OSC1のPitchを上げます。



大体4000Hzあたりが出るところまで上げました。
次はこの音が下がっていくように設定します。


この部分にエンベロープやLFOをアサインすることでピッチをコントロールします。


鍵盤を押したら効くようにするためエンベロープを使います。
今回2箇所共「3Env」にしましたが作り込む際は別々のEnvをアサインしても良いです。


最終的にどれくらいピッチが下がるかを指定します。
今回は64+15で79半音下がるように設定しました。大体40Hzあたりになります。


画面の部分をこんな感じに。駆け下りる早さについてはDecayというノブで調節します。
Attackを使っても設定できますが高い部分は早く動かしたいのでこうしました。


4Envをお好みで調節します。


最後に音量が小さいのでガッって上げます。(適当すぎる…)

これで完成です。
これが基本になるのでこれさえ作れればEQやらなんやらで加工できるというワケです。

おわりに

わからない部分あったら遠慮しないで聞いてください。
わんしんせこんぴ!の参加者増やしたいんで!!!
というワケでもっかいわんしんせこんぴ!のリンク貼ります。
よろしくお願いします!!


↓役に立ったと思ったらツイートしてほしいです